アルメニア空港近くに位置する農園は40~50haあり、美しい山脈が一望できます。95%がスペシャルティコーヒーの栽培し、伝統的な機械乾燥とアフリカンベッドの乾燥を併用し、1日2.5トンのコーヒーを出荷しています。水をできる限り使わないナチュラル精製がメインです。アナエロビックやカーボニックマセレーション、実験的にコンブチャの酵母を使用した発酵などを試しています。

優れたコーヒーを生産する上で、彼が何よりも大切にしていることが「コーヒーの遺伝子です。」

約8000本のコーヒーの木に番号をふり、多くのチェリーを付けている木を選抜、更に全てのチェリーを食べて味をみます。そこから収量が多く、かつチェリーの甘いものだけを選び抜きその種子を育てます。

今回、私たちも彼らと直接コンタクトをとり、Joseのコーヒー栽培にかける想いを聞きました。上記の内容を何世代にも渡って繰り返し、選りすぐりのコーヒーを栽培している現在のゲイシャは3世代にも渡って選抜中です。収穫量は少なく希少なものですが、何年もの膨大な時間をかけたからこそできるコーヒーは次元が違います。コンプレックスなフレーバーと共にそのインテンシティがとても高かったのです。

【Tasting note】

RosehipやGrapeの様なジューシーさ、加えてRosemaryを感じさせるハーブ感、後味にGingerの様なスパイシーさが後追いしてきます。

生産者：Jose Julian Giraldo

農園: La Maria

標高: 2,050m

品種 : Gesha

精製方法: Natural Anaerobic